よくある質問
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血液検査で、卵、牛乳などが陽性となりましたが、すべて中止すべきですか?
血液検査で陽性となれば、アレルゲンの可能性があるかは、皮膚テスト、
食物除去負荷テストで判定し決定しています。
また、年齢により、食物の除去で、今後の種々のアレルギー症状を出現しない様に
予防的に中止する場合もあります。
個人により、様々ですので、受診して相談してください。
薬は、いつまで服用するのですか?
◎喘息の薬の中止・減量について
年齢、喘息の重症度により薬の減量の仕方が異なりますが、内科の気管支喘息の治療のガイドラインによれば、3ヵ月以上無症状なら薬剤使用をステップダウンすなわち薬を減量します。小児科のガイドラインでは、数週から数ヶ月の無発作の経過の観察後に減量します。
すなわち乳児は、ステップダウン・薬の減量が比較的短期間で可能です。
ステップダウンの目安は、症状やピークフロー値、呼吸機能などを参考にして行います。
減量する薬の順番は、ガイドラインに記載されていませんが、β₂刺激剤の単独の連用は勧められないので、最初に減量する事が多いです。後は、もっとも作用の良い薬剤を残して、併用薬を整理して行きます。
しかし、患者さんそれぞれの状態により、薬の減量の仕方、期間は異なります。
以上より、当医院では、患者さんが良い状態に保てる様なオーダーメイドの治療を目指しています。
高血圧の降圧目標・予防はそうすればよいですか
◎高血圧ガイドラインによれば、降圧の目標は、以下の通りです。
若年・中年者の高血圧の方は、130/85mmHg未満
高年齢者は、140/90mmHg未満
糖尿病・腎臓疾患合併症の方は、130/80mmHg未満
◎高血圧の生活習慣の修正項目は、高血圧ガイドラインによれば、以下の様になります。
(1)食塩制限 6g/日未満、(2)野菜・果物の摂取、(3)適正体重の維持(BMI:25を超えない)、(4)運動療法、(5)アルコール制限(エタノールで男性は20~30ml/日以下)、(6)禁煙
◎高血圧予防の食生活は、(1)塩分は控えめに、(2)カリウム、カルシウムをとる、(3)食物繊維を多くとる。(4)体に適した蛋白質をとる。の4点です。
アメリカでは、DASH食が研究により血圧を下げる事により推奨されています。DASH食とは、低脂肪乳製品(飽和脂肪酸とコレステロールが少なく、Caが少ない)並びに野菜・果物の多い(K、Mg、食物繊維の多い)食事です。
◎塩分の多い食品・食材を示します。
・調味料は、大さじ1杯当たり、濃口しょうゆ:2.7g、薄口しょうゆ:2.9g、減塩しょうゆ:1.4g、味噌(甘):1.2g、味噌(辛みそ):2.2g、ウスターソース:1.4g、トマトケチャップ:0.6gです。
・漬け物は、たくあん(塩おし漬)2切れ(20g):0.9g、梅干1個(10g):2.2gです。
・加工食品は、のり佃煮・大さじ1(25g):1.5g、イカ塩から・大さじ1(10g):0.7g、ロースハム薄きり2枚(30g):0.8g、ウインナーソーセージ3本(50g):1g、かまぼこ3切れ(60g):1.5g、食パン1枚(60g):0.8g、即席ラーメン1袋(85g):4.3g、カップめん:5.6g、アジ干物1枚(80g):1.4g、たらこ1腹(80g):3.7g、ちくわ(60g):1.2g、さつま揚げ2枚(100g):1.9gです。
・料理は、焼き魚定食:6.5g、豚肉の生姜焼き定食:6.5g、ラーメン:5.5g、焼きそば:4.7g、鍋焼きうどん:7.3g、天丼:4.6g、カレーうどん:4.6g、かけそば:4.0g
にぎり寿司・しょうゆ大さじ1:2.4+2.4g(4.8g)、いなり寿司(3個):4.5g
味噌汁1わん(150g):1.0~1.2g、すまし汁1わん(150g):1.0~1.5gです。
以上代表的な塩分を含む食品を示しましたが、外食のお店、家庭によりそれぞれ違いがあり、一つの目安として下さい。